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[連載] 第2回:技術が爆発的速度で進化するAI時代

 

いよいよAI時代に突入してきた私たちの社会。
本連載では、その背景やトレンドについて説明すると同時に、AIが一体どのような形で企業や、社会、そして私たちの生活に影響を与えるのかを以下の3つのテーマでお伝えしていきます。

1. 技術の進歩と環境の変化
2. AI(人工知能)の影響
3. AI時代に生き残る仕事とは

本日は、1つ目のテーマである「 技術の進歩と環境の変化 」の後半を見ていきましょう。

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§ 2045年、コンピュータが人間を超える
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AIが全人類の知能・知性を合わせたものを上回ると言われている、いわゆる「シンギュラリティ」が2045年に訪れると予測している未来科学者もいます。

ここで重要なのは、必ず45年にそれが訪れるかどうかではなく、技術の進歩は止まらないということ、そしてそのインパクトは、私たちがこれまで経験してきたものを遥かに上回るものであると認識することです。

現在、約10万円程度で買えるようなデスクトップやモバイルなどの汎用機が処理できる能力は、昆虫やせいぜいマウスのような小動物の知識程度だと言われています。それでもすごいことですが、2020年になると私たちの頭脳と同じだけの処理ができるようになり、2045年にはコンピュータが、それも汎用機が、全人類の全ての叡智を合わせたものよりも処理できるようになるのです。

そのようなAI時代になった時、社会にどのようなインパクトを与えるのでしょうか。

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§ 1%のゲノム解析に7年、残り99%が7年弱で
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テクノロジーは指数関数的に進化していますが、そもそも私たちは直線的に物事を考えがちです。今までの経験に基づいて明日があります。例えば、事業計画を立てるときには、「昨年実績に対して今年は5%の営業成長を目標にしましょう」など、過去・現在・未来を直線的に考えるのです。

それに対して、技術は一般の人には見えない所で研究が進められています。ですので、普通に生活している分にはレーダーにも乗ってきません。しかし、ある日それが一気に現実の世界に現れてくることになるのです。

面白い例として、ヒトゲノムの解析が挙げられます。

1990年に約6,000億円の予算でプロジェクトがスタート。2005年までの15年間でヒトゲノムを解析するという目標があったのですが、7年経った1997年の時点で解析されたのはたったの1%でした。

その時、関係者たちは、このペースだと解析には700年もかかると直線的に考えたのです。しかし結果はどうだったかというと、みなさんご存知の通り、2003 年には全塩基配列が決定し、予算内で全ての解析が済んだのです。

何が起こったのかというと、1%の解析に7年を要したものが、倍、倍、倍と加速していき、同程度の時間もかからずに残りの99%が解析できたということです。つまり、まだ見えないもの、もしくは1%も解決されていないものであっても、技術の領域においては、その道の半分程度まで進んでいるという意味を持つのです。ほんの少しでも表面化している技術は、一気に進化が加速すると考えていいでしょう。

今、AIが様々な領域で活用されはじめていますが、それが現時点で1%だとしても、この先あと何年かの間に残りの99%の進化が起こることも十分考えられるのです。

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§ コスト40%削減!? ビジネスへも大きなインパクト
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ここ数年のAI技術を牽引したIBMの「ワトソン」に代表されるように、言葉で話したことを機械が理解し、必要な情報を検索し、何らかの解答を作るような自然言語処理能力が進化しています。これによって高度な定形作業の自動化が可能になり、ビジネスの現場でも適用が進み始めています。

また、Google社が2011年に買収したDeepMindという会社が非常にニュースを賑わしていますが、今までのように単に検索するだけではなく、「Deep Learning」という、機械が考えて知識を自ら学べる時代になってきました。

DeepMind社は非常に面白い会社で、同社の機械が「囲碁」のチャンピオンと対戦して勝ったというニュースがとても有名です。しかしそれに留まらないインパクトとして、Deep Learningの活用により、Google社は自社のデータセンターの消費電力を40%も削減することに成功しています。40%の削減というのは莫大な金額です。

AIというものが実際のビジネスにおいても大きな効果を出す時代が来ていることがおわかりいただけるのではないでしょうか。

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※この『AI時代の勝者と敗者』はアセントロボティクス株式会社 代表取締役 
石﨑雅之講師の講義の一部を本メールマガジン用に改変したものです。
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AI時代の勝者と敗者 2018.02.27 [vol.2]

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