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[コラム] いい人材はよりFAMGAに集中!?

★ 問題 ★

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日本マイクロソフトの2019年4月入社の新卒初任給(学部卒)は次のうちどれ?
(参考)2017年の日本人平均年収:432万円(46歳)

1. 425万円
2. 620万円
3.1800万円

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答えは20行下に!




















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【 答え:2 】620万円!

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\ 答えを簡単に解説します!/
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収入も待遇もよく、先端を行く会社に、どうしたって人は集まる!
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前回、Googleの新卒採用の要件について紹介したところ、思いのほか多くの反響をいただきました。本日は、いただいたご質問や疑問にお答えしていく形で進めたいと思います!

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★採用基準はFAMGA(Facebook、Apple、Microsoft、Google、Amazon)などの世界的IT企業間で大きく異なる?
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各社の技術系採用ページ(米国)に記載された内容によると、ベースとなる採用要件はおおよそ同じようです。

例えば、Googleの「クラウド エンジニアリング」の募集は以下(抜粋)。

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●コンピュータ サイエンスまたは関連する技術科目での学士号(修士号が望ましい)
●ウェブ技術(HTTP、XML、HTML、CSS、JavaScript または AJAX など)に関する経験
●Java、C++、Python などのプログラミング言語に関する経験
●英語と日本語で流暢かつ自然に会話および筆記ができること
●優れた組織力、問題解決能力、分析力、プレゼンテーション能力
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また、Facebookの「機械学習 ソフトウエアエンジニア(PhD)」の募集は以下(抜粋)。
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●機械学習もしくは関連する分野における修士号
●機械学習やNLP、リコメンドシステム、パターン認識、データマイニング、
 人工知能などの研究・もしくは実務経験
●システムソフトウエアかアルゴリズムについての経験
●Java or C++、 Perl、 PHP or Pythonのプログラミング言語知識
●メンバー間、グループ間、異文化間におけるコラボレーション力、問題解決力
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専門の学位、経験にプラスし、プログラミングスキルとコミュニケーション力・問題解決力が求められています。日本での採用によく見られる「経験不問」とはいかないのがトップランナー企業の状況のようです。

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★FAMGAに入るためのアドバンテージを掴むには?
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上記でご紹介したような、ミニマムの採用条件をクリアするのはもちろんのこと、各社のHPや実際に入社した方の体験談を総合すると、以下の2つはかなり大きな要素になるようです。

◎各社で行っているインターンへの参加

外資系IT企業のエンジニア系職種は非常に狭き門。そんな中でも近道となりやすいのがイ
ンターンシップと言われています。本採用自体がクローズドな場合でも、インターンについては広く応募しているというケースも多いようです。

・Apple…理系学部・修士・博士限定ですが、日本国内でも参加できるインターン募集アリ
・Facebook…大規模なインターンの募集が行われています(日本ではナシ)。
 新卒の採用の条件に「インターンシップを通じた技術経験の披露」との記載もあります。
・日本マイクロソフト…2017年より、世界各国で行っているインターンを日本でも開始。
 月35万円の支給に加え、関東外の学生には往復の交通費とインターン期間の住居提供も

インターンにももちろん選考があり、中にはプログラミングの経験を質問されたり、実際にコーディングを実演するような面接もあるようです。狭き門ではありますが、大きなチャンスであることには違いありません。

◎その他実績作り

・プログラミングコンテストへの参加
国内外問わず、様々なプログラミングコンテストが開催されており、特に、大手IT企業がスポンサーとして名を連ねているものには、ぜひアピールの機会としてチャレンジしたいもの。

例えばICPC国際プログラミングコンテストなどが有名です。過去問も見ることができます。
http://bit.ly/2DrdC23

・カンファレンスやワークショップでの発表
業界における認知度の高いカンファレンス(ICML, NIPS, KDDなど)やワークショップなどでの成果物の発表を求める職種もあるようです。

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★噂の高額年俸、本当はどのくらいなの??
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アメリカで大手ITエンジニアは初任給が1500万円からスタートする、などの話はよく聞きますが、オフィシャルに公表している一律の給与のようなものは見つけることができません。Googleの人事担当が著書で明らかにしているように、同じ仕事をしていても、成果によっては何倍もの給料差が生まれる、という世界です。

給与情報サイトのGlassdoorなどで調べると、「レンジ」がある程度わかるので、気になる方はこちらをご覧ください。
http://bit.ly/2DgrBHw

なお、クイズの選択肢にあったそれぞれの金額はというと…

【1. 425万円】 ⇒ アマゾンジャパンの新卒初任給
月額基本給:354,584円以上(年俸制12分割支給、70時間分の残業含む)
https://amzn.to/2X92v50

【2. 620万円】 ⇒ 日本マイクロソフトの2019年4月入社の新卒初任給(学卒)
月例給与 517,000 円(院卒基本年俸は640万円。2017年より大幅増額)
http://bit.ly/2VL6zrS

【3.1800万円】 ⇒ GoogleがAI研究の東大院生に提示したと言われる年収 約15万ドル
2015年4月の毎日新聞の記事となり、大きな話題になりました。

日本企業の初任給が月20万円そこそこという横並びの状態が続く中、世界では優秀な人材確保のための熾烈な争いが続いています。英語力さえ伴っていれば、日本にいる優秀な学生も世界の大手IT企業へと続々と流れていくことも当然のこととして予想されます。

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★さあ、子どもは、大人はどうする!?
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子どもは…

これからの世の中を自由に渡り歩くには、プログラミング力がますます不可欠なものになっていくことでしょう。FAMGAなどに就職をと思い、大学在学中に実績を作っていくためには、早い段階からスタートすることが必要ですし、早ければ早いほど、覚えるのも能力の向上も容易になります。力がついてきたら、興味を持ったものを自分で作ってみる、プロジェクトに手を上げて参画してみる、コンテストにチャレンジするなどもよいかもしれません。

Facebookの元役員だった、Chamath Palihapitiyaは、「プログラミングを学ぶのなら、生涯仕事に困らないことを私が保証しよう。」とも言っています。

プログラミングが必修化したとしても、学校では学べないことがたくさんあります。興味を持ったら、自分でトコトン学んでみてください!

大人は…

このようなIT/AI人材が、自分より下の年代にますます増えていくことになります。そのような中、すでに社会人になっている大人世代は何をしていくべきでしょうか。今からプログラミングをバリバリ勉強する…ということもできるかもしれませんが、世の中の変化をキャッチアップし、その変化をチャンスにできる側にいることが何よりも重要です。

そして、「40、50代は、これまでの経験を活かして”ゼロからイチ”を作り上げられる人材になる必要がある」とビジネス・ブレークスルーの大前研一も言っています。

いずれにせよ、学ばないという選択肢はもはやないということを痛切に感じる、今日この頃なのではないでしょうか!

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クイズは正解しましたか?
次回もぜひ親子で挑戦してくださいね!

親子でチャレンジ! 知っ得クイズ 2019.04.16 [vol.31]

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