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[コラム] Google Japanの新卒採用ページを覗いてみたら…

★ 問題 ★

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世界のコンピュータサイエンスの大学ランキング50に、日本の大学はいくつ入った?
(Buisiness Insider『The 50 best computer science schools in the world』2018年)

1.アジアでは中国の次、「7校」
2.オーストラリアと同数の「4校」
3.東京大学のみの「1校」

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答えは20行下に!




















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答え:3 】東京大学のみの「1校」

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\ 答えを簡単に解説します!/
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世界に遅れを取らぬようにと国民総AI時代へ突入!その時必要なスキルとは?
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「いよいよ来たな…」、そんな気がした、政府が発表したAI人材年25万人育成戦略。「読み・書き・そろばん」と同じように、「数理・データサイエンス・AI」が全国民にとっての必須のスキルになることを標榜しています。政府主導の下、大AI時代へのシフトが始まる予感がしますね。

同時に、世界で戦っていくためには、現時点で環境整備が遅れている大学・研究分野でも、精鋭を育て上げていくことが期待されます。コンピュータサイエンスの世界ベスト50大学には、残念ながら日本からは東京大学のみがランクインしている状態です。

▼「The 50 best computer science schools in the world」(英語)
https://read.bi/2FQPsiX

コンピュータサイエンスを学んでいる世界中の学生たちにとって人気の就職先は、やはりGoogle、Amazon、Appleなどの巨大テクノロジー企業。日本での教育改革が進めば、これらの企業を目指す日本人学生も増えてくることでしょう。

しかし、「そもそも、Googleってどんな人が入れるの?」と思いませんか?
ここを紐解くことで、本当に必要な力が見えてきそうです。

そこで、Google Japanの新卒採用ページを覗いてみました。例えば、エンジニア系の募集職種の1つ、「クラウド エンジニアリング」の応募条件には以下のような項目が記載されています(抜粋)。

—————————————-
●コンピュータ サイエンスまたは関連する技術科目での学士号(修士号が望ましい)
●ウェブ技術(HTTP、XML、HTML、CSS、JavaScript または AJAX など)に関する経験
●Java、C++、Python などのプログラミング言語に関する経験
●英語と日本語で流暢かつ自然に会話および筆記ができること
●優れた組織力、問題解決能力、分析力、プレゼンテーション能力
—————————————-

▼参照: Google Japan「クラウド エンジニアリング、新卒採用(英語、日本語)」
http://bit.ly/2CJuUqH

AIの活用に欠かせないPythonなどのプログラミングスキルはもちろん、これまでだったら会社に入ってから伸ばしていたような「組織力」や「問題解決力」などの能力も、しっかりと応募要件に含まれています。専門性とビジネス遂行力の両方を持ち合わせた人材の、即戦力としての採用であることがうかがえます。

なお、日本の数字は出ていませんが、アメリカのGoogleでは、毎年全世界から200万人を超える応募者がおり、採用されるのはたったの数千人。Googleの人事担当者の著書によると、ハーバード大学に入るのよりもさらに25倍の倍率となるとのこと。

狭き門であることは確かですが、Googleなどで働くことを目標にすれば、間違いなく、学生時代の過ごし方が変わっていきそうですね!

 

\ 子どもに質問されても心配御無用っ!/
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= オトナ向け 想定問答集《虎の巻》 =
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Q. 国がAI教育に力を入れていくってことだけど、自分に関係あるのはどんなこと?

A.3月29日の「統合イノベーション戦略推進会議」では、国として今後AIをどのように教育や社会、倫理と紐づけていくのかを中心に話し合いが行われたそうです。

ダイレクトに関係してくるのは、まず「教育」。
すでに決まっているもの含め、以下のような教育改革が考えられているよ。

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・2020年に《小学校》でプログラミング教育スタート
・2022年に《高校》で「情報Ⅰ」が必修に
・《大学入試》に「情報Ⅰ」を採用する大学を抜本的に拡大、重点支援
・ICT人材の学校配置《小~高》
・生徒一人一端末の環境整備《小~高》
・STEAM教育による理数分野の興味関心向上(「A」のArtが入っていることも注目!?)
・《大学》での専門分野+AIのダブルメジャー促進(年間25万人のAI応用力習得者を目指す)
・《大学》で文理を問わず、AIリテラシー教育を毎年50万人に展開(MOOCSなどを利用)
・《大学生+社会人向け》の「数理・データサイエンス・AI教育認定制度」の構築
・年間2000人、トップ100人の《社会人》エキスパートをリカレント教育によって排出
・一般《社会人》向けにAIの実践的活用スキル習得の機会の提供
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まさに、ゆりかごから墓場まで、AIを学びAIを活用できる人材を国として作っていこうという意思が感じられるね。

▼内閣府特命担当大臣(科学技術政策)による「AI戦略」の資料。
(P5が教育改革への取り組みの全体像)
http://bit.ly/2YEu9Zb

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Q.大学を卒業してすぐに入社したエンジニア系の人は、例えばどんな仕事をするのかな。

A.これはAppleの採用ページに掲載されている話なんだけど、ソフトウェアエンジニアとして新卒で入社した人が、オリエンテーション1日だけで、すぐにバグの修正とiOSのヘルスケアアプリケーションのコード組み込みの仕事を任されたとのこと。その作業結果が、1週間もたたないうちにiPhoneとApple Watchに反映されていたんだって。

その時、「ありふれた新卒の仕事」ではないことに気づいたし、新卒社員だったとしても、一人ひとりを信頼しているからこその結果だと思ったそうだよ。

▼参考:Appleの採用ページ
https://apple.co/2uBYji7

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クイズは正解しましたか?
次回もぜひ親子で挑戦してくださいね!

親子でチャレンジ! 知っ得クイズ 2019.04.02 [vol.30]

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