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[コラム] 自動運転車を知って、ぐっと身近に!

★ 問題 ★

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日本政府が2020年の目標としている、自動運転の「レベル3」。どんな事ができる技術?

1.車線から外れたとき、前後の車間距離の自動調整
2.緊急時はドライバーが対応するが、基本的に運転操作全てを自動化
3.ハンドルもアクセルもなく、全ての状況において操作を自動化

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答えは20行下に!




















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【 答え:2 】緊急時はドライバーが対応するが、基本的に運転操作全てを自動化

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\ 答えを簡単に解説します!/
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行楽帰りでお疲れのお父さん・お母さんの運転もサポート!
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日本政府が2018年に発表した自動運転システムの開発計画によると、2020年を目途に自動運転の「レベル3」、2025 年には「レベル4」を搭載した車が実際の道を走ることになっています。それに向け、安全基準や交通ルール、事故の際の責任は誰が取るのかなど話し合いが続けられています。

自動運転システムには、自動化の度合いにより、5段階のレベルが決められています。

[★レベル1]
車線からずれた時に補正するシステム、もしくは車間距離を一定に保つための加速・減速を調整するシステムのいずれかをサポート。現在、ほとんどの新車に採用されています。

[★レベル2]
レベル1の機能が両方備わっている状態。高速道路での渋滞時のストレス
や疲労を大幅に減らすことができていると言われています。いくつかのメーカーの車にこの技術が搭載されています。

[★レベル3]
2020年での達成を国が目指しているレベルで、緊急時はドライバーが対応
しますが、基本的に運転操作全てが自動化される技術です。ドライバーが必ず運転席に座っている必要があります。

[★レベル4]
運転に関わる全ての操作をシステムが担当します。緊急時もシステムが対
応してくれるので、例えば、乗っている人がパソコンで仕事をしている間に、車が勝手に走っていてくれるイメージです。

[★レベル5]
どんな状況においても、車が交通状況を認知したり、全ての運転操作を
行ったりする「完全自動化」の状態です。もはやハンドルもアクセルもなくなります。ここまで来ると、今までの車の形とは全く違う空間が移動するようになるかもしれません。例えば、「動くリビング」のようなイメージです。

日本では2020年に向け各メーカーが [レベル3] の搭載に向け準備をしていますが、ドイツ車のアウディはひと足お先の2017年に、世界に先駆け [レベル3] 搭載車を発売。同じくドイツ車のBMWでもこの秋に [レベル3] 搭載車が発売されることが予想されています。

家族みんなで遠出した帰りに、疲れながらも運転をしてくれていたお父さん・お母さん。
これからどんどん技術が発達し、家族の強い味方になってくれることでしょう!

\ 子どもに質問されても心配御無用っ!/
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= オトナ向け 想定問答集《虎の巻》 =
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Q. お年寄りなど、車の運転が大変になってきた人たちにもありがたいよね!

A. そう! 自動運転には、次のような大きなメリットがあるといわれているよ。
★安全:人のミスによる事故を減らしてくれる
★利便性:運転手の疲労やストレスを減らしてくれる
★環境:不要な加速や減速、渋滞を減らすから、燃費が向上する
★経済:渋滞を解消し、交通がスムーズに
★社会:高齢者など、運転が難しい人のための移動を支援

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Q. でも、本当に自動運転システムだけに任せて大丈夫なのかな?

A.今、問題になっているのは実は「倫理」の問題なんだ。
ハーバード大学のマイケル・サンデル教授が『白熱教室』で、学生にこんなことを問いかけた。「自動運転の車は、信号無視で突然歩行者が飛び出した時、よけるために車を壁に激突させて、ドライバーが命を落としてでも歩行者を救うべきか、それとも歩行者を犠牲にしてドライバーの命を救うべきか?

また、もし飛び出してきたのが小さな子どもなら? もし1人じゃなく3人だったら?」など、自動運転のシステムを設計する時に、どんなプログラムを組むべきなのかといった難しい問題が、まだまだたくさんあるんだよ。

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クイズは正解しましたか?
次回もぜひ親子で挑戦してくださいね!

親子でチャレンジ! 知っ得クイズ 2018.09.11 [vol.16]

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