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[連載] 第14回:AI時代に企業が求める人材とは

 

ここ1、2年でAI( Artificial Intelligence)という言葉がブームと言ってもいいほど浸透し、いよいよAI時代に突入してきました。その中で、未来の技術面のみを問うケースも多く見られます。

本連載では、その背景やトレンドについても説明するのと同時に、AIが一体どのような形で企業や、社会で仕事や生活をしている私たちに影響を与えるかをお伝えできればと思います。

後編は
1.スマートマシンの最前線
2.人間の強み
3.人間の生き延びる道
の3つのテーマでお届けしていますが、本日も「2.人間の強み」について見ていきたいと
思います。

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§ 機械の進化に対して、人間が備えるべきこと
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単純に考えると、この先AIはどんどん賢くなり、人間より賢くなるのではと危惧する世界のリーダーや見識者はかなりいます。

例えば、AIの技術が軍事領域で使われるようになるとどうなるでしょう。自国が他国から攻められるような状況なので、これを是正しなければならないと機械が自分の判断で勝手にミサイルを飛ばしてしまう状況を心配するような時代も来るのではないかと、実際に議論されていたりします。

ただ、AI活用の倫理観をどう考えるべきなのかを、専門的に研究するような団体もすでに存在します。その時になってから考えるのではなく、私達はどの方向に行くべきかという道標を今のうちから人間が考え始めているということはとても重要ですし、これこそ、人間だからできることなのではないかと思います。機械が人間より賢くなってしまう前に、人間がきちんと考えておかなければならないことがたくさんあるのではないでしょうか。

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§ AI全盛時代に向け、必要とされるスキルとは
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そんな中、社会や企業は今後どういった人材を求めているのでしょうか。

以下の項目は、経団連の実際の資料に記載されている内容です。これからの時代にはコミュニケーション能力や学習能力、そして、論理的思考能力の高い人材が求められるとされています。

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◎自ら課題を設定し主体的に解を見出す能力、自らの意見を論理的に発信する力、外国語によるコミュニケーション能力、リベラル・アーツ、多様性を尊重して他者と共同して事業を遂行する能力

◎理工系であっても人文社会科学系を含む幅広い分野の科目を学ぶことや、人文社会科学系であっても、先端技術や理数系の基礎的知識を学ぶこと

◎質の高い情報を取捨選択し、情報を課題解決のために使いこなす情報活用能力

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上記を見てお分かりのように、理系、文系いずれであっても幅広く知識を持つこと、または興味を持つことが重要になってきます。また、データや情報はますます機械が準備してくれることになりますから、その準備された情報をどの様に活用できるかというスキルが今後重要になってきます。

これらを教育現場や経済界、企業が取り組んでいくのはとても良いことですし、正しい方向ではないかと思います。

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§ 企業はどんな人材を求めるのか
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そのような中、企業の選考基準において一番重きが置かれ、ますます伸びてきているのがコミュニケーション能力です。そして主体性が続きます。これまでご説明してきたことととてもよく重なっているとお分かりいただけるでしょう。

まだ機械にはできない人間しかできないところ、つまり相手の気持ちになって物事を判断することであったり、果たしてそれ自体をするべきかどうか主体性を持って考えられたりする人材がますます求められるような時代になってきているのです。

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※この『AI時代の勝者と敗者』はアセントロボティクス株式会社 代表取締役 
石﨑雅之講師の講義の一部を本メールマガジン用に改編したものです。
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AI時代の勝者と敗者 2018.08.28 [vol.15]

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