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[コラム] レベル別・量子コンピュータ理解術!

★ 問題 ★

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本当に実用化したらすごいことになると言われている「量子コンピュータ」。
開発はいつ頃から始まった?

1.第2次世界大戦真っ最中の「1940年代」
2.一部企業でパソコンが使われ始めた「1980年代」
3.AIに注目が集まり始めた「2010年代」

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答えは20行下に!




















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【 答え:2 】一部企業でパソコンが使われ始めた「1980年代」

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\ 答えを簡単に解説します!/
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完成は夢のまた夢…と思われていたのが、実現に向け大きく前進中?
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連載『AI時代の勝者と敗者』で本日話題に出てきた「量子コンピュータ」。機械が全人類の知性を合わせたものを超えると言われている「シンギュラリティ」が起こるには、この量子コンピュータの実現が不可欠とされています。まさにAIを次の次元に推し進める鍵となる技術です。

しかし、「量子コンピュータ」の仕組みを知ろうとすればするほど、その概念を理解するのが難しい事がわかります。そこで本日は、皆さんの知りたいレベルに合わせて、「量子コンピュータ」について説明していきたいと思います!

 

《 レベル1:ざっくり分かればOKという方 》
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・「量子コンピュータ」は、とんでもない量のデータ処理が可能になる次世代コンピュータであるということを押さえればまずはOK。これまでの一般的なコンピュータと比べると、なんと1億倍の処理速度になると言われています。

 

《 レベル2:もうすこしだけ概要を知りたいという方 》
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・そもそも「量子」とは、物質やエネルギーの最小単位で、原子や原子を作っている電子、中性子、陽子といったものが代表例です。とてもとても小さく(1メートルの10億分の1の、ナノの世界より小さいものも)、なんと物質や人間の体、地球さえ通り抜けてしまうくらいです。量子力学の考え方を応用して開発されているのが量子コンピュータです。

・実は既に販売されているものもあります。「量子アニーリング」という形式を使った量子コンピュータを、2011年にカナダの会社が完成を発表。NASAやGoogleが購入して現在いろいろと実験中です。しかしこれは本来目指している量子コンピュータへのアプローチの過程の1つとして途中段階のものだと位置づけられています。

・量子コンピュータが実用化された場合は、新薬開発の分野での進展などが期待されています。例えばがんの治療薬は、有効だと思われる化学物質の組み合わせパターンは天文学的な数字です。その新薬開発のスピードを圧倒的に早めることになると言われています。

 

《 レベル3:本格的に学びたいという方 》
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大学などの高等教育機関や研究所、開発している会社で学んでみてはどうでしょうか!今も、この先もホットな分野であることは間違いありません。量子力学自体は物理学がある理学部(一部は工学部にも)ならほとんどの大学でも学ぶことが可能です。ぜひ日本発の新技術を世界に広めてみませんか?

 

\ 子どもに質問されても心配御無用っ!/
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= オトナ向け 想定問答集《虎の巻》 =
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Q. 実用化されたという量子コンピュータはどんな形をしているの?

A. すごく大きい箱型をしていて、人間も余裕で入れる大きさだよ。実際のコンピュータの部分は小さいんだけれど、熱を発するような仕組みになっているため、ほとんどが冷却装置の部分なんだ。

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Q. 日本も量子コンピュータの研究は進んでいるの?

A. うん。実は世界で初めてカナダのベンチャー企業によって実用化された量子コンピュータがあるけれど、そのモデルの理論を提唱したのは日本人だったんだ。またつい最近、東京大学の古澤明教授と武田俊太郎助教の研究チームが新たな量子コンピューターの原理を開発し、注目されているよ。「量子テレポーテーション」という情報の瞬間移動を利用した考え方で、究極の量子コンピュータとして注目されているんだ。

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クイズは正解しましたか?
次回もぜひ親子で挑戦してくださいね!

親子でチャレンジ! 知っ得クイズ 2018.07.17 [vol.12]

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